2015/03/09

12.ダージリン・ヒマラヤ鉄道(2)

ダージリン・ヒマラヤ鉄道の路線図。Siliguli Jn を中心に全長約90km、高低差2,100m
「赤色」の30km区間は、観光用に1日1往復の不定期運行、今日は私のための専用列車
「黄色」の24km区間は学生の通学などのため、毎日1往復の定期運行
「緑色」の最後6kmの区間は景色も良く、蒸気機関車も含めて毎日4往復、観光客が多く増便も頻繁にある。普通の観光客はこの区間しか乗らない
ピンク色の区間は2010年に発生した山崩れのため鉄道は不通、今日は別途にチャーターした四輪駆動車で山越えする
Siliguli Jn シリグリ・ジャンクション駅のホーム、世界遺産のカンバンがある
左側にはインド国鉄本線のホームが見える
蒸気機関車が不調のようで、30分遅れで入線してきた列車はディーゼル機関車
古い列車なので、車両ごとにブレーキ係が乗りこみ手動でブレーキハンドルを廻す、旗を振って合図する係、スイッチバック区間でポイントを切り替える係など6~7人の乗務員が乗っている
料金は通常料金1,300円程度しか払っていないので、大赤字間違いなし

世界遺産に登録されていなければ即廃止だろう 
なお、地元の人は乗合タクシーを使う、料金も時間も1/3程度、頻繁に走っている
出発すると、生活感とゴミでいっぱいの中を走る
列車の速度は時速10-15km程度、ままチャリに追い越された
並行する道路との交差は全線で118か所、踏切などの設備は無し、警笛を鳴らしまくって車をせき止めて進む
スイッチバック区間では乗車していたポイント係が飛び降りて切り替えを行い、列車が走りだすと再び飛び乗る
Tindharia駅到着、ここまで約30kmの距離で2.5時間、平均時速は12km
ここから先はがけ崩れによる不通区間なので、四輪駆動車に乗り換える
ここには、自前の修理工場がある。車両メーカーなど無いので、部品も全て手作り
修理中の蒸気機関車
乗ってきた専用列車が山を下って行く。乗客はゼロ
昼食はモモ(餃子)、ダージリンのすぐ北のチベット料理
民族はネパール族、言語もネパール語
同じインドでもニューデリーとは別の国のように見える。
Kurseon(カルシャンクルセオン)から再び列車に乗る
線路は道路との併用軌道を走る Kurseon
ダージリン駅到着
シリグリから約80kmの道のりを約8時間かかった